■商品について
ブラン・ド・ノワールで使用されるブドウはヴェルジー村(グランクリュ)およびマルイユ・シュル・アイ村(プルミエクリュ・自社畑)のピノ・ノワール100%。
ファーストプレスだけを贅沢に使用しています。
【テイスティング・コメント】
≪外観≫
僅かに銅色を帯びたゴールドが鮮やかにきらめきます。
たっぷりとしたクリーミーな泡。
≪香り≫
熟したピーチやマンゴーなど、黄色いフルーツの豊かなアロマ。
時間が経つにつれて、軽いトースト香が感じられます。
≪味わい≫
アロマと呼応するピーチやマンゴー、そして麦芽糖のようなコクが感じられます。
フレッシュで微かにミントを思わせるフィニッシュ。
しなやかな余韻が長く続きます。
【オススメ料理】
アペリティフとして
チキンにアプリコットとアーモンドのアクセントを加えたタジン鍋
テリーヌやフォアグラ
■醸造
伝統的シャンパーニュ製法により熟成前の酸化を防ぎます。ステンレスタンクでアルコール発酵したワインはマロラクティック発酵(MLF)を行いますが、木樽で発酵したワインにはMLFは行いません。
エクストラ・ブリュット(4.25g/L)のドザージュにより、ワインの特性や純粋さを覆い隠すことなく、フレッシュさと果実味のバランスを整えています。
■熟成
セラーで5年~7年間熟成することにより、ワインの複雑味を最大限まで引き出します。
このワインから感じられるはっきりとした第2および第3アロマは、澱とともに長期間熟成されたことの証です。
■醸造長のコメント
11月から12月にかけては、乾燥した非常に穏やかな気候で、2016年も穏やかな気温で迎えました。
1月20日と21日に霜が降り、気温は-10℃近くまで下がりましたが、厳しい天候はこの2度にとどまりました。
3月の最初の10日間も気温の低い日が続きましたが、最初の寒波に襲われたのは、ちょうどブドウの木が眠りから目覚め始めた4月の中旬頃です。
2016年4月18日から5月2日にかけて、シャンパーニュ地方は霜に見舞われました。
中でも最も破壊的だったのは4月27日でした。
6月中旬に最初の花が咲き、シャルドネは6月24日、ピノ・ノワールとムニエは6月25日に満開に。
数えるほどの晴天の日に、素早く花を咲かせました。
この年の前半は、日照不足と記録的な降雨に見舞われました。
8月にはようやく晴天が訪れ、暑い日が続きました。
このため土壌が乾燥し、果実がスムーズかつダイナミックに成熟しました。
このような好条件と、夏のような天候が収穫期を通じて続いたおかげで、ブドウの状態は非常に良好に保たれました。
フィリポナの収穫は、9月19日から10月3日まで行われました。
■原産地呼称
AOC. CHAMPAGNE(シャンパーニュ)
※インポーター資料より引用