※ボトル画像はイメージです。ラベルやキャップシール等の色、デザインが変更となる場合がございます。※
■商品について
クロ・デ・ランブレイと言えば「コート・ド・ニュイの宝石」とも賞される、愛好家垂涎のグラン・クリュ。
ドメーヌ・デ・ランブレイはこの特級畑の99%以上を所有しており、モノポールといっても過言ではありません。
2003ヴィンテージは5つ星を獲得したことでも有名で、フルボディで力強いが滑らかさを備えており「衣の中のよろい(優しい外見に隠された厳しさ)」と言われています。
多様なテロワールと古樹ブドウから生み出される、力強さとしなやかさを持ち合わせた味わいを堪能できるワインです。
■多様なテロワール
畑はレ・ラレ、レ・メ・ランティエとレ・ブショ、大きく3つの区画に分類。
レ・ラレは急な斜面の浅い表土に位置する上部の区画で、ワインにエレガンスとフィネスを与えます。
丘の麓で深い表土のレ・メ・ランティエにはウミユリの化石を含む土壌や崩積土があり、ワインの骨格を形成。
レ・ブショは一番北側に位置し、沖積堆積物やプレモー石灰岩を含有し、通常最後に収穫されます。
これほど地質の種類が多い畑は稀で、多様なテロワールをひとつのドメーヌが所有しているからこそ、クロ・デ・ランブレイにしか出せない複雑味が生まれるのです。
■ヴィンテージ情報
ブルゴーニュの2021年は、ブドウの収量が減少したもののワインはエレガントな仕上がりになったことが特徴です。
4月に夜間の気温が大幅に下がり、ブルゴーニュ全域で深刻な霜害が発生。
また生育期間である春から夏にかけて湿度が高まり、病害に悩まされる生産者もいました。
ただ生き残ったブドウには2020年と比べてジュースがしっかりと蓄えられており、酸味も高い傾向だったことから、ワインは果実味と酸味のバランスに優れた出来栄えとなったのです。
赤ワインにおいては、低収量になり凝縮感を湛えた果実が実ったことで、しなやかで肉厚、瑞々しいアロマを備えたスタイルに。
一方白ワインについては、ピュアな果実味と共に力強い酸味を備えたスタイルに仕上がりました。
いずれも程よいボリューム感がありながらも、ブルゴーニュらしい繊細で優美な味わいをお愉しみいただけます。
■土壌
総面積8.7haで3区画に分かれている。
重い粘土質、暗赤色土壌のメ・ランティエ、軽い粘土質土壌のレ・ブショ、東側に面した傾斜面の底が重粘土壌のレ・ラレ。
標高250-300m。
■栽培方法
ここ18年間、農薬や化学肥料は不使用。
畑の大半は古樹で平均樹齢40年。
細心の注意を払い古樹を管理。
植樹密度は10,000-12,000本/ha。
■発酵
発酵期間は15日間。
開放式の発酵槽で全房発酵。
空気圧プレス機で圧搾。
定期的にルモンタージュを行う。
■認証
2019年よりオーガニック栽培へ切り替え、 2020年よりビオディナミ栽培を始めています。
2022年にはエコセール認証を取得。
認証を得てはいますが、大切なのはプロセス。
販促のために認証を謳う必要もなく、今はあえて表示していません。
■テイスティング・コメント
外観は深みのあるガーネットの色調。
グラスからはブラックチェリーやダークチェリーの濃密な果実のアロマに、スパイスや甘草、シナモン、バラのニュアンスが加わり、美しく、香り高いアロマが広がります。
フルボディで豊満なスタイル。
サテンのようにきめ細やかなタンニンと、肉厚な果実味が調和しフィネスとフレッシュさを兼備しています。
クロ・ド・ランブレイの格調高さを表現するような見事な1本です。
■支配人兼醸造責任者「ジャック・ディヴォージュ氏」
ドメーヌ・クロ・ド・タールの総支配人だったジャック・ディヴォージュ氏が支配人に就任。
ディヴォージュ氏はブルゴーニュ大学在籍時に、ティエリー氏の下で研修を受けています。
彼は濃厚なピノ・ノワールが人気であった1980年代に全房発酵を取り入れ、優しい抽出を行ったティエリー氏の先見性を尊敬しており、ティエリー氏の意志を引き継ぎ、今後新たなクロ・デ・ランブレイの歴史を作っていくでしょう。
※インポーター資料より引用
■オススメ料理
北京ダック
ジビエ料理
牛のリブロース
仔羊のロースト
ウォッシュタイプのチーズ
■原産地呼称
AOC. CLOS DES LAMBRAYS(クロ・デ・ランブレイ)
■格付
特級畑(グラン・クリュ)