■商品について
樹齢50年を超えるアヴィーズ、クラマン、オジェの古樹を所有。
太く切れ込む酸と強いミネラルを備えた骨太でエレガントなブラン・ド・ブランを造る。
コート・ド・ブランのフィネス、そして気品を表現された1本です。
【テイスティング・コメント】
アヴィーズの堅牢な骨格に、クラマンのきめ細かくピュアなキャラクターとオジェのふくよかさが溶け込んだ、コート・デ・ブランの魅力あふれるブラン・ド・ブラン。
洗練されたシャープなスタイルの中にはスケールの大きさも感じられ、余韻も非常に長い。
■産地について
『白い丘』を意味するその名の通り、精緻なミネラル感を備えたシャンパーニュ随一のシャルドネを育むコート・デ・ブラン地区。
北はクラマン、南はオジェに境界を接するアヴィーズは、名実ともにこの地を代表するグランクリュ。
アグラパールやジャック・セロス等、数多くの優れた造り手を擁し、ベレムナイトの化石が堆積した白亜の土壌により、太く切れ込む酸と強いミネラルを備えた骨太なエレガンスが特徴のワインが生まれる。
■生産者について
2017年10月より、5代目となるゴーチエ氏がワイナリーを継承している。
5年間ワイナリーで働いており、父パトリック氏の「シャルドネのミネラリティとフィネス、気品が現れるコート・デ・ブランという土地の真髄を直接ボトルに表現すること。」というフィロゾフィを受け継ぐ。
祖父、父の時代からワイン造りに関わっていて、ブドウ栽培に関する学校(Avize Viti Campus)を卒業、醸造学のマスター取得。
勉強中、シャンパーニュ、ロワール、イタリアでインターンシップを経験。
■栽培
畑はアヴィーズを中心に、クラマン、オジェ、マンシーに広がっており、シャルドネ主体にピノ系品種も栽培されている。
栽培家としての歴史があるだけに、樹齢50年を超える古樹の区画を多数所有しており、最も古いブドウだと植樹年は1910年までさかのぼる。
ワインに複雑さを与える古樹ならではのエネルギーに恵まれているというのは、優れたテロワールの特性を深く映した偉大なシャンパーニュを生むための非常に重要な要素である。
ブドウ栽培は特にビオロジックを目指しているわけではないが、畑を耕し、畝と畝の間は緑で覆うなど、ブドウが深く根を伸ばし、土地のミネラルを吸い上げられるよう環境を整えている。
■醸造・熟成
人の手を加えるのは最小限に止めたワイン造りを行っている。
ステンレスタンクを用いたアルコール発酵やベースワインの保存、マロラクティック発酵は避けるなど、堅牢でミネラリーなアヴィーズのありのままの個性を引きたてることに専念しており、2010年にセラーを新設したおかげで、その信念をより深く追求することが可能となった。
ステンレスタンクで発酵、瓶内熟成36ヶ月
■ドサージュ
6g/L
■オススメ料理
アペリティフとして
魚介、野菜の天ぷら
ズワイガニのボイル
※インポーター資料より引用
■RM(レコルタン・マニュピュラン)とは
シャンパーニュ地方の醸造形態のひとつ「レコルタン・マニピュラン」。
ブドウ栽培から醸造まで自社で一貫して行う栽培醸造家のことを、こう呼びます。
小規模経営の生産者が多いため、その生産量はシャンパーニュ全体の割合からいうと1/3にも満たないほど。
生産数が限られてくるのは小規模であるが故にヴィンテージの影響を受けやすいから。
また特定の畑で収穫したブドウだけを使い、独自製法を用いたその味わいは個性的。
それだけに希少価値も高く、それぞれの拘りが楽しめる造りとなっているのです。
シャンパーニュ愛好家がこぞって求めるのも納得の、入手困難なシャンパーニュの造り手なのです。
■原産地呼称
AOC. CHAMPAGNE(シャンパーニュ)