■商品について
伝説的なワインメーカ「ヘレン・ターリー」に見出されてから15年以上の時を経て、時と人が満ちるのを待ち、2014年に畑名「ウェイフェアラー」を冠してプレミアム・シャルドネ&ピノ・ノワールのブランドが誕生しました。
【テイスティング・コメント】
2019年のマザー・ロックはラズベリー、ザクロ、バラ、スミレの香りが誘惑します。
絹のような口当たりのタンニンはリッチでクリーミーでありながら、驚くほど緊張感があり、ワインのジューシーさと美しく調和。
フィニッシュにはパウダー・カカオのような豊かな果実感と、チョークのようなミネラルを感じさせる風味が残ります。
2019年のマザー・ロックはディジョン777とマウント・エデンのクローンを見事に表現しています。
【評価】
ワイン・アドヴォケイト:96+
【オススメ料理】
サーモングリル
チキンのトマト煮
カモのソテー
■ヴィンテージ情報
2019年はたっぷりと冬の間に雨が降り、土壌はしっかりと水分を含み、ブドウ樹はエネルギーを蓄えることができました。
やや遅い芽吹き、開花も例年よりやや遅かったですが順調に結実。
夏は好天が続き、ソノマ・コースト北部のこの畑では暑い日でも28℃を上回る日がなく、涼しいながらも、日照は十分に確保。
ソノマ・コーストらしい理想的で長い熟成期間を経て、複雑なアロマとしなやかな口当たりを持つブドウに生育しました。
前年より4日早い9月13日に収穫は始まり、ブロックの中でも細かく成熟のタイミングをみながら、何回にも分けて行い、10月5日に終了。
鮮やか酸を維持しながら、十分に成熟したブドウが収穫できました。
■マザー・ロック
ウェイフェアラー自社畑の中の2区画のブドウを使用して造られる少量生産のワイン。
その区画は、特に母岩(マザーロック)までブドウ樹の根が地中深くまで伸ばしていける砂質土壌であり、母岩の持つミネラル感、フリンティ(火打石)のニュアンス、固有の土壌の個性をワインの味わいまで転化できる特別な区画であることから、この区画を命名しました。
■醸造と発酵
9月18日の明け方から手作業で収穫を開始し、畑とワイナリーで選果。
その後、選抜した8%のみを全房用に残し、他は全て除便し、更に粒よりで選果を行いました。
5~7日間の低温浸潤の後、約2週間天然酵母のみで醗酵。
優しく圧搾し、流れ出たワインを仏産樽(67%新樽)で15ヶ月熟成。
※インポーター資料より引用
■原産地呼称
AVA. FORT ROSS SEAVIEW(フォート・ロス・シーヴュー)