■商品について
1855年の格付け当時、一級シャトーに次いで取引価格が高かったのがグリュオ・ラローズ。
「王のワイン、ワインの王」とエチケットに記されているとおり、熟練の技が生きた品格のあるワインを生み出しています。
現在でも愛されているメドック第二級格付けの1つで、エレガントでしっかりとしたボディを持つ赤ワイン。
今飲んでも十分に楽しめますが、熟成後の味わいにも大いに期待できる1本です。
【テイスティング・コメント】
外観は紫がかったルビー色。
グラスからは熟したダークチェリーやブラックベリー、カシスなど果実のアロマと、アニスやクローヴなどスパイス、タバコの葉のニュアンスが感じられます。
口に含むとゆっくりと広がる、シルクを連想させる滑らかな舌触りが特徴。
優しいタンニンが豊かな風味とコクを生んでいます。
酸味もしっかりとあり、絶妙なバランスを形成。
余韻にはプラムやカカオの後味を楽しめるワインです。
【評価】
ワインアドヴォケイト:92
ワインエンスージアスト:94
ジェイムスサックリング:95
デキャンター:90
VINUS:92
ワインスペクテーター:94
【オススメ料理】
牛肉のフィレステーキ
ローストビーフ
スペアリブ
すき焼き
ビーフシチュー
■テクニカル情報
ブドウを収穫後、約24~29℃に温度管理された木樽とセメントタンクで20~30日間発酵。
果汁を圧搾後、新樽を用いたフレンチオークで約18~24ヵ月間熟成させます。
濃い色合いと豊かな果実味を持ち、熟成によりビロードのようなきめ細やかさが現れるのが特徴です。
ポイヤック的な堅牢で重厚なスタイルと、マルゴー的な優雅でフィネスのあるスタイルが見事に調和。
充分な酸による均整の取れた豊かな味わいが特徴。
エレガントながらしっかりとしたボディのため、長期熟成させるのもおすすめです。
※インポーター資料より引用
■原産地呼称
AOC. SAINT JULIEN(サン・ジュリアン)