■商品について
このワインの名前は、フィリポナ家の先祖がシャンパこのーニュの中心、アイ村に定住した年を記念しています。
記録によれば、初代フィリポナ家のアブリル・ル・フィリポナがアイとディジーの間にあるル・レオンの畑を所有したのが、1522年のことでした。
【テイスティング・コメント】
≪外観≫
明るく、力強い光を放つゴールド。
≪香り≫
表情豊かで魅力的なアロマ。
赤い果実やエルダー、レッドカラントジャムのニュアンスから、徐々にブリオッシュの柔らかなトースト香へと変化します。
≪味わい≫
エレガントでクリーミー、赤い果実やチェリー、ブラックベリーの風味が表現されています。
余韻はフレッシュで長く、微かにミントを感じさせるフィニッシュ。
【オススメ料理】
シーフード(特にポーチまたはグリルした魚)
鶏肉料理(特に脂肪分のある鶏肉)
キャヴィアやスパイシーなインドのタンドーリ料理
■醸造
部分的に木樽で発酵。マロラクティック発酵はせず、フレッシュさを保つと同時に複雑味が生まれるように醸造しています。
芳醇で、酸がしっかりと感じられるこのワインの特徴を活かすため、エクストラ・ブリュット(4.25g/L)のドザージュで仕上げています。
伝統的なブリュットの約3分の1の補糖量です。
■熟成
澱とともに6年間熟成することにより、本来のフレッシュさを損なわず、より一層ワインの特徴が引き立ちます。
■醸造長のコメント
穏やかな11月と12月を経て迎えた2016年。
1月20日と21日の両日に気温がマイナス10℃近くまで急激に下がり、強い霜が降りた以外は、過ごしやすい気候でスタートしました。
この年は雨が多く、6月の終わりごろまで断続的に雨が続きました。
3月初旬は寒気に覆われ、ちょうどブドウの樹が休眠から目覚める4月の中旬ごろ、最初の厳しい寒さがやってきました。
2016年4月18日から5月2日かけて、シャンパーニュ地方では連日霜が観測され、4月27日の霜が最大の被害を及ぼしました。
開花は6月中旬。
シャルドネは6月24日、そしてピノ・ノワールとムニエは、翌25日に満開を迎えました。
運よく晴天が続いた期間に好条件が重なり、素早く花を咲かせてくれました。
2016年前半は日差しに恵まれず、記録的な雨の多さでしたが、8月に入るとようやく暑さとともに好天が訪れました。
雨がほとんど降らなかったため、畑が乾燥した状態に保たれ、スムーズかつダイナミックに果実の成熟が進みました。
収穫期間も晴天が続き、完璧な状態の果実が収穫されました。
フィリポナの畑では、9月19日から10月3日まで収穫を実施。
シャルドネは格別で、白い花やシトラスフルーツのアロマ、そしてミネラルのノートがフレッシュな素晴らしいブドウが収穫されました。
■原産地呼称
AOC. CHAMPAGNE(シャンパーニュ)
※インポーター資料より引用